大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

JAWS DAYS 2018にいってみた - コミュニティと会社

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こんにちは。大石です。

いやぁ、JAWS DAYS 2018 すごかったですね。 コミュニティのイベントで1,400人近く集まるというだけでもすごいですが、会場の熱気も、その後の懇親会も、熱量がハンパではありませんでした(ASCIIさんなどでまとめ記事も上がっていますので、そちらもご覧下さい)。

サーバーワークスからもJAWSのメンバーやスタッフが10名くらい、一般参加者として来場したメンバーも含めると20名近くが参加して、盛り上がりに一役買えたのでは無いかと思います。

恒例となるAWS Samuraiも発表されたましたが、武闘派CIOとして私も尊敬するフジテックの友岡さんが選出されたり、われらがサーバーワークスからも、今回のJAWS DAYSの実行委員長を務めた森さんが選出されるなど、納得のSamurai選出だったのではないかと思います。

よく「サーバーワークスさんって、お金にならないコミュニティによくこれだけコミットできますよね?」と言われるのですが、私に言わせると「会社もJAWSもどっちもコミュニティなんだから、発展に貢献するのは当然」という感覚です。

会社は最後のコミュニティ

よく私は、社内で「会社って最後のコミュニティだ」という言い方をします。2-30年前は、親戚付き合い、近所づきあい、会社という3つのコミュニティがあって、それぞれに様々な役回りがあった。会社では偉そうにしていても、親戚では下っ端という様なことが普通に起こり得たわけです。 それが今は親戚付き合いは減り、近所づきあいはほぼ無くなった。コミュニティらしいコミュニティは会社だけになってしまった、という意味で、私はこれを あまり良くないこと というニュアンスでこのような言い方をしています。1つの役回りに固執してしまうと、考え方や行動がそれに縛られてしまい、柔軟さや想像力を失わせることになると思うのです。有名なスタンフォード監獄実験というものがありますが、長い間「自分は看守だ」と思い込んでいると、行動も(自分の本来の個性とは関係なく)看守として振る舞うようになってしまうということは、会社でも言えるように思います。 いろいろなコミュニティに属して、それぞれの役割を演じることで、客観的に自分の行動を見えるようになったり、会社というコミュニティを離れて社会的なイノベーションや貢献に想いをはせたりすることができるのではないかと思うのです。 ゲーテが「母国語しか知らない者は母国語すら知らない」と言ったそうですっが、そのロジックを借りれば「会社しかしらない者は会社すら知らない」となるでしょうか?いろいろなコミュニティに足を突っ込むことが、実は自社のように「今自分が所属しているコミュニティのことを客観的に判断する」ことの手助けになるように思うのです。

会社として「JAWSを盛り上げよう」などというお願いはしていませんが、当社のメンバーは「コミュニティあってのサーバーワークスだ」ということが肌感覚で分かっているのだと思います。みんなバランス良く、それぞれのコミュニティに属して、どちらも盛り上がるように貢献してくれている。その結果がこのような行動になっているのだと私は解釈しています。

What’s next?

次の大きなJAWSのイベントは 2018年11月3日の JAWS FESTA@大阪です。 ぜひみなさんで参加して、そして興味のある方は運営やボランティアにもチャレンジしてみて、「普段気づいていないけど自分もコミュニティの一員なんだ」ということを実感して頂ければと思います!