大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

2025年 年頭挨拶

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新年あけましておめでとうございます。

2024年中も皆様のお陰を持ちまして順調に成長を続けることができました。これもひとえに、日頃より当社をご愛顧くださっているお客様、パートナーのみなさま、素晴らしいサービスを提供してくれているAWSの皆さま、そして成長を支えてくれている社員と、そのご家族・パートナーの皆さまのお陰と深く感謝致しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

順調に成長できている大きな理由の1つに「採用が順調に進捗している」ことが挙げられます。当社は出社もリモートワークのどちらも強制しない、いわゆる「ハイブリッド」に近い勤務形態ですが、リモートワークをはじめた2012年から一貫して

  • リモートワークは福利厚生などではない。あくまで仕事の生産性を高める一手段であること
  • リモートワークか出社かは原則として自分で選択できるが、それは「成果が発揮できること」「顧客視点に立った判断であること」が必要

と繰り返し伝えてきました。リモートワークに幻想を持たず、物理的に話したり会ったりすることも大切にする。一方でリモートワークによって「みんなが同じ時間に同じ場所に集まる」ことによる非効率の回避もきちんと狙っていくというスタンスです。

こうした考え方に賛同してくださるエンジニアは多く、今期も予定通りのエンジニア採用が実現できる見込みです。

下手に迎合して「当社はフルリモートです」という謳い文句で採用すれば、そのポリシーが変更になったときに大きな失望を生みますし、逆に「コミュニケーションのために絶対出社です」とすると「本当にITの会社ですか?」と組織のIQを疑われることになってしまいかねません。

2024年中は「出社回帰」の流れがあったようですが、当社の採用にとっては間違いなくこうした流れがプラスに働きました。
昨今の状況下でも当社のエンジニア採用がうまくいっているのは、こうした「当社のスタンスを、良いところも悪いところも含めて事前に全て伝えて、その上で共感してくれた方に参画してもらう」という姿勢によるものと自負しております(こちらの採用サイトにも詳しく載せています)。

私たちがクラウドにコミットしている理由は、それが「ITインフラにおける時間と場所の制約を解き放つから」というものでしたが、生成AIはこれに加えて「頭数の制約」も解放してくれる可能性を秘めています。

「出社かリモートか」の様な不毛な論争は早めに終結させて、もっと多くの企業の方々にクラウド×生成AIのパワーを届けることで、皆さまがより制約の少ない環境で大きな成果を達成できるよう、引き続きご支援を続けて参りたいと思います。

2025年もどうぞよろしくお願い申し上げます。