こんにちは、大石です。
当社もお陰様で5期目の新入社員を迎えることができ、本日4名を迎える入社式を執り行いました。
入社式では毎年恒例の話をしたのですが、今年はこれに加えて、もう一つ別な話をする機会がありました。
当社を退職する予定だった社員の一人が、別な部署へ異動することになったのです。
最初彼から退職の話を聞いたときには、設立初期からのメンバーだったこともあり、とてもとても残念な想いをしたのですが、一方で古いつきあいで性格もよく知っているので、別なチャレンジをしたいという気持ちもよくわかり、無理矢理引き留めるようなことはしませんでした。
ところが、社内の別なチーム(Cloudworksなどのサービスを開発しているチーム)のマネージャーと、送別会がてら飲んでいたところ
「そのチャレンジならうちのチームでできるじゃないか」
という話になり、結果退職をキャンセルして異動する、という話になったのです。
私がうれしかったのは、私の知らないところで会社のメンバーが別なメンバーのキャリアを本気で考えて、いろいろなアイディアを出してくれていたということ。そして、会社が成長することで、より複合的なキャリア形成を実現できるような組織になりつつあるという点の2つです。
ちょうどこちらの記事で、FacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグ氏の著作について読みました。そのなかで彼女の知人が「キャリアってジャングルジムね」という台詞があるのですが、まさにこの通りだと思います。
自分のキャリアを一本道だと思いこんでいると、様々な可能性を排除してしまったり、ちょっと手を緩めたとたんにズルズルと落ちてしまい二度と上れなくなったりと、「最短に見えて実はなかなか上れない」ということが起こるのだと思います。
その点、登ったり横に移動したり、場合によってはちょっと下がってもそこからまたあがってくるというジャングルジムの上で戦っている人は、転落することもないし、なにより足場がしっかりしているので次の機会をしっかりグリップすることができる。今回の彼のチャレンジも、まさにそのようなイメージです。
短期的には慣れない仕事で戸惑うこと、フラストレーションをためることもあると思います。そうした障害は覚悟の上で、新しいキャリアにチャレンジする姿勢を賞賛したいと思いますし、また心から応援したい。
これから世の中の複雑さが増すにつれ、キャリアの考え方も多様になっていくと思います。そんな中で、彼の挑戦がロールモデルになり、より多様なキャリア、技術力の形成に成功できれば、彼自身も会社もハッピーですし、なにより私たちの
「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」
というビジョンを体現することにもつながるものと期待しています。
今日一日で、新入社員4名、中途+α5名で計9名の増員です。
私たちは、会社が成長にコミットすることで社内に機会が生まれ、機会が社員の成長につながると信じています。まだまだ成長を続け、多様なキャリア形成を支援しつつ、お客様に最高のサービスを提供できる。
そんな姿を目指して、これからも成長し続けます!