大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

AWS Summit Tokyo 2014出展レポート

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こんにちは、大石です。


先日、AWSが主催する国内でもっとも大きなイベントAWS Summitが開催され、当社もゴールドスポンサーとして出展して参りました。

長崎社長のキーノートでは、国内でも「今後はクラウドを前提にする」という先進ユーザーの事例が発表されており、当社のお客様でもある丸紅様をはじめ、日本通運様、ローソン様のクラウド戦略についても発表がありました。当社は「エンタープライズAWS」というキーワードを2012年から使い始め、企業システムにAWSを導入する事業を中心に据えてきましたが、ようやく大きな企業さんでも「サーバーを買うよりもAWSを使うことを優先する」という判断に傾きつつあると手応えを感じているところです。

また、このAWS Summitに合わせ、当社も5つの発表をさせていただきました。
 

1. AWS導入実績が200社を突破

2008年から積み重ね、ついにこの7月にAWS導入支援によるお客様が200社を超えました。

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これもひとえに、日頃ご支援・ご愛顧下さる皆さまのおかげと深く感謝しております。
一方で、私たちのビジョンを実現するためには、あとケタが2つ上のレベルを目指す必要があるとも認識しております。ここで歩みをとめることなく、一歩一歩を大切に、信頼と実績を積み重ねて参ります。
 

2. VPCスターターパック/SIMオプションを発表

アルテリアネットワークス様と協同で、「VPC専用SIM」を発表しました。


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VPCスターターパックは、当社の各種スターターパックの中で最も販売実績のあるパッケージで、新規でAWSをお使いのお客様はほぼ100%近くこのVPCスターターパックを選択して下さっています。今回、「VPCにしか接続できないSIM」をご提供することで、タブレット端末などにこれを挿し、非常にセキュアなクラウド対応のモバイル業務端末を展開することが容易にできるようになります。

 

3. クラウドMSP子会社「Sky365」を設立/MSPコンピテンシー認定を取得


当社の戦略パートナーであるテラスカイと協同で、MSP専業の事業会社「スカイ365」を札幌に設立致しました。

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現時点でも、24時間365日のマネージドサービス(運用代行サービス)は提供していますが、来年からはこうした業務もグループ内にインソースすることで、よりレベルの高いサービスを提供する体制を整えるものです。

また、こうした体制と実績が認められ、日本で初めてAPN MSPコンピテンシー認定を取得することができました。

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コンピテンシー制度とは、AWSが「パートナーの実績や能力を評価して、顧客がAWSのパートナーを選定しやすくする」ための施策です。日本で同プログラムが立ち上がったタイミングで、当社が国内第1号のMSPコンピテンシーを取得できたことは、過去の実績とこうした施策が評価されたものと考えています。

 

4. クラウドファイルサーバースターターパック NAS Suiteを発表

これまでも10TBまでのファイルサーバーを構築するためのスターターパックはご提供しておりましたが、このたび10TB以上のクラウドファイルサーバーを構築することができるパッケージ「大容量NAS Suite」もご提供を開始しました。

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AWSプロジェクトが大規模化する中、100TiBを超える容量をクラウドに移行したいというニーズが出てきたことから、こうした容量でもこれまでのNASと変わらないパフォーマンス、使い勝手を実現するために、Maginatics社のミドルウェアを用いてこうしたニーズに応えることができるようにしたスターターパックです。

 

5. AWS運用自動化ツール 「Cloud Automator」を発表

そして最後は、今回私たちが最も力を入れたサービスのリリースとなります。
AWSの定常的なオペレーション(バックアップ、インスタンスの立ち上げ・停止など)を、トリガーを元に自動化できるというサービスです。

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元々当社では、Cloudworksという日本語AWSコンソールのサービスを2009年より提供しており、この中にも「スケジュールジョブ」という名前で同等の機能があったのですが、最近「スケジュールジョブ機能を使うためにCloudworksをお使いになる」方が急激に増えていたことから、「ジョブの自動化に絞って、より使いやすく、より広範なシナリオで利用可能なサービスにしよう」というコンセプトでリニューアルを図ったものです。

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http://www.cloudautomator.com

Cloud Automatorでは、Cloudworksでは実現できなかった「別リージョンへのシステム復旧」の様な複雑なジョブも実現することができ、丸紅様はこのこの機能を用いて、東京リージョン全体の障害が発生した場合でも、海外の別リージョンでシステムをリストアするという業務を自動化していらっしゃるということで、ローンチカスタマーとして事例の発表もして下さいました。

また、トリガーにはタイマーだけでなくSQSも利用でき、様々な外部システムと連携することができるようになっています。前出の丸紅様では既存のRBA(Run Book Automation)とSQSで連携しており、オンプレミス・クラウド間のハイブリッド環境にもかかわらず、Cloud Automatorを使うことで一元的にジョブ管理を実現されていらっしゃいます。

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全くの偶然ではありますが、ちょうどCloud Automatorを発表した翌日にAWS長崎社長から「AWSの日本語コンソールを開発中」というアナウンスがなされ、Cloudworksの日本語コンソールとしての役割はほぼ終えたタイミングで「既にAWSを使っている方向けの、運用支援ツール」としてCloud Automatorをリリースできたのはこれ以上ないタイミングだったと考えています。

AWSの利用も各処で本格的に進んできていますが、やはり運用が問題になるケースが多いようです。

そんな際に、Cloud Automatorが「AWSらしい運用」を実現するためのソリューションとして、みなさんのお役にたてるものと自信を持ってご提供するサービスです。

 

これからも、私たちのビジョン

クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく

を実現するためのソリューションを提供して参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い致します!