こんにちは、大石です。
パリで起きた凄惨なテロのニュースが連日報道されています。テロの犠牲になった全ての方々に心よりご冥福をお祈りします。
私がこのテロのニュースを見て最初に思ったことは、
自由には重い代償が伴うものだ
ということです。
考えてみれば、フランスは自由を獲得するために最も多くの犠牲を払った国といえるかもしれません。フランス革命に始まり、その後のナポレオン戦争、最も自由だったはずのワイマール憲法下で生まれたヒトラーによる占領、そして今回のテロ。
私たちが今当たり前の権利と思っている「自由」は、先人の不断の努力と尊い犠牲の上になりたっていることを改めて思い返しました。
翻って私たちについて言うと、私たちもいろいろと「自由なはたらき方」にチャレンジしているものの、うまくいっているものもあればそうで無いものもあります。「自由は努力と犠牲の上に成り立っている」ことを真に浸透させることの難しさは、私自身感じているところでもあります。
それでも尚、自由な企業文化を創るために必死になっているには、訳があります。
昨今続いている会計不祥事やデータ改ざんと行った企業不祥事のニュースを見ると、殆どの日本の企業には「社内で自由に発言できない」「自由に議論できる土壌ができていない」からではないか、と私には思われるのです。
私たちは、明確に大きな会社になろうとしています。そして企業文化は(高い粘着性があって)会社の規模に関わらずついて回りますから、60人の時に達成できないものは1,000人になっても達成できないと確信しています。そのため、私たちは60人の今から、自由な企業文化を達成しようと躍起になっているわけです。
自由の為に犠牲になった方のご冥福をお祈りすると共に、私も企業人の一人として、(それに伴う痛みと犠牲は理解しつつも)自由に議論できる企業文化、自由な文化の下で最大限にパフォーマンスを発揮できる会社を目指そうという想いを新たにしました。
そして今は、自由の為に犠牲になった全ての方に黙祷を捧げたいと思います。