大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

知のレバレッジ

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こんにちは、大石です。

 

お目にかかったことがある方はご存じかもしれませんが、私は「レバレッジ」という言葉が大好きです。そもそもITのビジネスを始めるきっかけとなったASPの仕組みも非労働集約型のビジネスですし、私たちが進めているクラウドのビジネスも、非物理サーバー集約型のビジネスです。どちらも「レバレッジの効いたビジネス」ということが言えると思います。

今までのITは大企業が資金力を活かして大きなセンターを構え、そこで巨大なアプリケーションを動かすという「装置産業」だったわけですが、クラウドになると突如そうした制約が排除される。私たちの規模でも巨大なコンピューターリソースを必要な分だけ使うという、真のサービスモデルが実現できるわけです。

 

ビジネスのレバレッジというのは、先輩経営者の方々が様々な方法を編み出し、私たちもその手法を簡単に知ることができます。ですが「知のレバレッジ」となると話は違います。非常に難しい問題で、簡単には実現できそうにありません。

ですが、日本という国の人口が減り就労人口が確実に減りゆく中で、会社を、社会をよくしていこうと考えるならば真剣に生産性の問題に取り組まなければなりません。そのためには、「難しい」とか「知は人に宿るもの」といった言い訳を排除し、会社として知のレバレッジを最大化させる仕組みを作っていかなければならないと強く思っています。

 

そのために今私たちがやっていることは極々小さなものですが、どれも知のレバレッジを実現するためには欠かせないものです。

  • イントラネットWiki
  • 社内ブログ
  • 勉強会
  • 新卒採用
  • CCPM(主にプロジェクト開始時にODSCの共有目的で使っています)
  • そのほか、日本ならではのオフィスも知のレバレッジに一役買っているかもしれません..

 

CCPMという単語が唐突にでてきましたので、別な機会にご紹介したいと思います

 

アインシュタインは「20世紀最大の発明は複利である」といったそうですが、当社も「知の複利」を最大化するよう様々な取り組みを続けていきます。また、その様子も(お知らせできる範囲で)このブログに綴っていきたいと思います。