大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

初詣

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こんにちは、大石です。

今日は仕事始めです。当社では恒例行事として、近くの今宮神社まで初詣に行って参りました。

欧米人から見て、クリスマスを祝い、大晦日にお寺で鐘をつき、正月に神社に行く日本人のメンタリティは理解しがたいものの様ですが、それは宗教と結びつけているからであって、私たちがわざわざ会社で初詣に出かけているのは「感謝の気持ちを思い出す」というごくシンプルR0010989な行為のためでしかありません。

実際、こうして未曾有の不景気と言われ、特に2000年頃に創業したソフトウェア企業(それってうちのこと!?)の倒産が顕著と言われている中でもこうして平穏に年を越せたのは、お客様、取引先、社員、社員のご家族のみなさん、はたまたオープンソースソフトウェアの開発者など、数百人の方々のご支援があってのことです。

自分たちが今ここでこうして社会の為に仕事が出来るのは、日頃よりご支援、ご助力下さっている皆さんのお陰だ。そうした事実への感謝の気持ちを忘れないようにしよう、という思いから、「感謝の気持ち思いだし会」として初詣に行っているわけです。

年明け早々「若者の献血離れが深刻」というニュースがネットで話題になっていましたが、献血に行かない若者だって事故を起こして輸血を受ければ、献血のありがたみが分かり感謝するようになるでしょう。それは献血が先が輸血が先かという後先の問題であって、資質の問題ではない。ありがたさの想像ができていないところに問題があるわけです。

このブログで繰り返し述べているように、若者の問題は絶対に大人の問題です。
献血をしない若者を責めるのは間違っています。若者に、日頃から周りの方々、友人、先生、そしてもしかしたら神社とか岩とか鰯の頭とか、対象は何でも良いのですが「感謝する気持ち」を大人が教えてこなかったツケが回ってきているわけです。教わっていないから、他人のために献血することの意味が分からないわけです。

私たちは、成熟した人格を目指しています。そして、自らが感謝される会社になるために、自分たちが感謝の気持ちを持つことを大切にしている。そのために、手頃な場所で感謝の気持ちを思い出す儀式をやろうということで近くの神社に行っているというわけです。

 

今年が皆さんにとってすばらしい一年になりますように。

 

※念のために申し添えておきますが、宗教・信条的な理由で初詣に行けない方は参加しなくてもよい、ということを、社内では予め伝えてから参っています。初詣に行けない事情のある方への配慮もしておりますので、当社での就業を検討中の方にご参考までにお伝えしておきます。