大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

新年のご挨拶

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謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中に賜りましたご厚情に、厚く御礼申し上げます。

ちょうどこの1月で、2009年にはじめたブログも丸6年が経ち、7年目に突入します。毎年このシーズンになると、自分の「正月ブログ」を読み返して会社の事業、クラウドの浸透がどのようなペースで進んできたのかを振り返るのが正月の恒例行事になりつつあります。
そしてこうやって毎年1月1日のブログを振り返ってみると、改めて一昨年、昨年と飛躍的にクラウド知名度が高まり、躍進と行ってよい伸びを感じることができました。

特に2014年に「大きく変わったな」と思うことは、
RFPに ”AWS” と明記される」
ケースが圧倒的に増えたことにあります。
2013年までは「クラウドの比較」やら「クラウド vs オンプレミス」というお話が多かったのですが、2014年は明らかに潮目が変わりました。お客さまの方でも十分な情報収集が可能になり、どういった分野でクラウド、特にAWSを利用すると効果がでやすいのかがはっきりし、積極的に活用していこうという力強い流れを感じることができました。

そして、私たちの事業で2014年にあった大きな出来事は2つあります。
1つ目は 「CLOUD AUTOMATORのリリース」
前身となるCloudworksでは「AWSコンソールの日本語化」と「一部操作の自動化」を提供していましたが、2012年頃から自動化のニーズが高まったことを受け2013年から開発に着手、2014年7月に無事ローンチすることができました。
既に東急ハンズ様、全農ビジネスサポート様など複数のお客さまにご利用いただいており、トライアルまで含めると(まだローンチしてから半年しかたっていないにも関わらず)数百のアカウントが実際に稼働しています。今年は事業提携やアクションの充実など、より「AWSを使っているユーザーのかゆいところに手が届く」サービスとなるよう、一層のサービス拡充を図って参ります。

そして2つ目は「テラスカイとのパートナーシップが本格的に始動した」ことです。
提携発表の時に両代表から、「これからは相当数の企業がAWSSalesforceを組み合わせて使うようになる。テラスカイとサーバーワークスのパートナーシップは、そうしたクラウド時代の要請に応える最適な組み合わせだ」と記者会見でお話させて頂きました。
そして実際、丸紅様や船井総研様など「大々的にクラウドへの移行を図り、その基盤としてAWSSalesforceを選択されている。そして導入パートナーとして、Salesforceはテラスカイを、AWSはサーバーワークスを指名する」企業様が実際に出始めているのです!
2013年に提携を発表して、翌年にはこうして具体的なプロジェクトとして進展していることを思うと、提携効果の大きさと、そして私たち両社のタッグに期待されている任務の大きさを改めて感じざるを得ません。


ところで、忘年会の時にお客さまとこの話をしていたところ、
「サーバーワークスさんにとって2014年の一大イベントはプレミアコンサルティングパートナーの認定取得じゃないのですか?」
と言われ「なるほど端から見るとそうみえるのか」と思ったのですが、プレミアパートナーが一番でない理由は簡単です。
プレミアはあくまで「AWSが認定した」ものです。
ミシュランガイドで星がついたから料理がおいしくなる」
わけではないことと同じように、私たちにとってもプレミアの認定があったからといってサービスのレベルが良くなるわけではありません。
私たちにとっては、「お客さまにクラウドを使って最高のサービスを提供できるかどうか」が決定的に大切なのであって、プレミアになったこと自体は嬉しいことですが、決してゴールではありません。

いつの日か、お客さまからプレミア認定を受けられるような会社になりたい。そんな想いを抱きつつ、今年も一つ一つ、サービスのレベルをあげ、
クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」
という私たちのビジョンが実現できるように社業に邁進したいと思います。

今年も一年、どうぞよろしくお願い致します。